先日、ダイキンの加湿空気清浄機MCK70Xを購入しました。
しばらく使ってみたので、レビューしたいと思います。
僭越ながら、私の基準で★も付けさせていただきました。
購入動機
以前から、夫が仕事から帰ってきたときのタバコ臭や汗臭などが気になっていました。
夫はタバコを吸いませんが、職場や取引先でタバコの臭いが服やカバンついてしまうことが多くあります。
夫が帰宅すると、そのタバコの臭いや汗の臭いが部屋中に充満していました。
とくにタバコ嫌いな私にとっては、それが日々とてもストレスでした。
また、子どもにもできるだけ綺麗な空気を吸わせたいという思いもあり、今回空気清浄機を購入するに至りました。
ちなみに、いまコロナの影響で、空気清浄機や加湿器が例年になくすごく売れているそうです。
私が家電量販店をまわっているときも、加湿器は売り切れ、空気清浄機は予約販売になっているものが多く見受けられました。
購入の決め手
家電量販店やインターネットなどでいろいろ調べた結果、私が選んだのがダイキンの加湿空気清浄機 MCK70Xです。
購入の一番の決め手になったのは、ストリーマ技術でした。
ストリーマ技術は、ダイキンが”売り”にしている技術のひとつです。
ストリーマ技術とは
ストリーマ放電により有害物質を酸化分解する当社独自の空気清浄化技術です。
ストリーマ技術 | ダイキンの空気の技術 | ダイキン工業株式会社 (daikin.co.jp)
プラズマ放電の一種であるストリーマ放電は、一般的なプラズマ放電(グロー放電)と比べて酸化分解力が1,000倍以上になります。
空気成分と合体した高速電子が、強い酸化分解力をもつため、ニオイや菌類・室内汚染物質のホルムアルデヒドなどに対しても持続的に作用します。
ダイキンは、ストリーマ放電を3次元的・広範囲に安定的に発生することに成功し、これまで困難とされていた「高速電子」を安定的に発生させることに成功しました。
私にはストリーマ技術の全てを正確に理解することは難しいですが、ストリーマ=分解するということは理解しました。(笑)
この、分解するという技術がすごいらしいです。
よくある空気清浄機は、空気中の塵ホコリやハウスダスト、花粉などを吸いこんで空気中から除去してくれるようです。
では、吸い込んだ物質はどこにあるのかというと、もちろん空気清浄機の中にあります。
よく考えてみたら、それがずっと空気清浄機の中にあるということですよね。
私の素人頭だと、それがまた外に出てきてしまいそうだし、そのまま空気清浄機の中に存在しているのも衛生面が気になるような・・・。
ということで、吸い込むだけじゃなく、分解してくれるところに非常に魅力的を感じた次第です。
それを知っていろんなメーカーの空気清浄機を見てみると、たしかに「除菌」「消臭」とは書いてありますが、「分解」という文字はなかなか見当たりません。
(ちなみに、ダイキンのストリーマ以外には、パナソニックのジアイーノも、次亜塩素酸技術で菌や臭いを「分解」までしてくれるようです。)
商品概要
※詳しいスペックを知りたい方は、ダイキンの公式HPまたはパンフレットなどをご確認ください。
デザイン
店頭で見たときは、テカテカしてて安っぽく感じたのですが、実際に家に置いてみるとそんなに安っぽく感じず、テカリもあまり気になりません。
大きさは奥行きがあり大きめではありますが、白を選んだので圧迫感はそんなにありません。
また、指紋がつくのが難点ですが、かなり目立つというわけではないので、神経質な人でなければ大丈夫だと思います。
押しボタンは若干チープな感じがあります。
集塵フィルターが10年交換不要とのことで、ボタンも10年後綺麗な状態だったら良いのですが・・・。
耐久性はこれからのことなので未知ですが、少し不安に感じています。

また、ホコリやニオイの多さ(強さ)をランプの色が変化して教えてくれます。
ランプの色は3段階になっており、わかりやすくて良いです。
多い(強い)順に、赤→オレンジ→青と色が変化します。

風向きを変える、「かえルーバー」と名付けられたフラップは、まさかの手動です・・・。
今時このお値段で手動なんだとびっくりしました。
我が家はつけっぱなしにしてあまり開け閉めしない予定なのでまだいいのですが、頻繁にON/OFFする人には開け閉めが煩わしく感じるかもしれません・・・。
ちなみにパンフレットを見る限り、つけっぱなしでも電気代はあまりかかりそうにありません。

また、キャスターは付いていないので、必要であれば別売りです。
加湿
まず、給水タンクは取り外しやすく、付けやすいです!
軽く出し入れができます。
給水時もタンクが斜めになって自立もするので、給水しやすいと思います。
ちなみに、”ここまで”という線はないので、タンクいっぱいに水を入れることができます。
給水タイミングはお知らせ音で教えてくれます。
(ちなみに音は設定で消すこともできます。)
音に気が付かなくても、給水ランプが赤く点灯しているので、給水タイミングは分かりやすいです。
湿度は1%刻みで表示されます。
家にある湿度計と比べてみたところ、家の湿度計より6~8度ぐらい高く表示されています。
加湿空気清浄機本体に「現在しつど目安」と書いてあるところが、メーカーさんのうまい逃げのように感じてしまいました。(笑)

そして重要な加湿性能については、エアコン(暖房)を併用している場合、部屋の広さが8畳ほどであれば十分だと思います。
それ以上の広さの場合は加湿器併用がいいと思います。
実際に大きさの違う2部屋で、エアコンをつけたまま運転してみました。
8畳ほどの部屋では、およそ60%近くまで湿度表示がされました。
8畳以上の部屋(おそらく16畳ほど)では、およそ40%ほどの湿度表示がされました。
ちなみに我が家では、リビング(8畳以上の部屋)でメインに使用しています。
子どもがいるためエアコンはつけっぱなしにしているので、タンクの減りは早いです。
昼間は追加で給水します。
また、夜はタンクを満水にしても、一晩経つと空になっています。
冬場はもっと加湿したいため、加湿器を別に購入することを検討しています。
消臭
消臭機能は非常に満足しています。
料理を食べたり、外から帰ってきたりすると空気を吸い込む音が大きくなるので、きちんと反応して消臭してくれているようです。
部屋の扉を開けたときにも音が大きくなり、威力を発揮してくれているのが分かります。
ちなみに、音はエアコンの音と同じぐらいで、私はあまり気になりません。
もちろん風量を上げると音が大きくなるので、音を小さくしたいときには風量を下げたり、節電モードにするといいと思います。
そして肝心の夫のスーツについたタバコの臭いや汗臭ですが、ほとんど気にならなくなりました!
ハンガーに掛けて干してあるスーツ自体のタバコ臭も、完全にではありませんが、近くで臭ってもキツくない程度の臭いになっています。
これには非常に感激しました。
また、子どものおしっこの臭いも気にならなくなりました!
空気清浄機があまりに機能しすぎて、いつもよりうんち臭がせずに、おむつ替えのタイミングに気付かなかったことが何度かありました・・・。

子どもに大泣きされてしまいました・・・。(笑)
花粉
(2021/2/24追記)
私は花粉症ではありませんが、夫が花粉症です。
最近花粉が飛ぶようになってきたようで、夫は外でくしゃみが出たり目が痒くなったりと大変だそうです。
そんな夫は家に帰ってきてから、くしゃみが出ていません。
たしかに言われてみれば、昨年は花粉シーズンには家でも何度かくしゃみをしていたような気がするのですが、今年はこちらの空気清浄機のおかげか、くしゃみをしていません。
そこで空気清浄機のパンフレットを見てみると、やはり花粉についても大々的に効果があるように書かれていました。
やはり空気清浄機を買って良かったなと思った瞬間でした。
お手入れ
説明書によると、一番お手入れの間隔が短いのはプレフィルターです。
プレフィルターは約2週間に1度、掃除機または水洗いで掃除するようになっています。
プレフィルターの取り外しは簡単にできますし、掃除機で吸うか水洗いなので、お手入れ自体も簡単にできます。



面倒くさがりな私でも簡単だと思いました!
集塵フィルターは10年交換不要です!
しかも、こちらのモデルは前モデルからフィルターが改良されており、従来品と比べて10年後も効果の落ちが緩やかようです。
ちなみにフィルターには「TAFUフィルター」という名前が付いており、引き寄せられたアレル物質などの汚れが広がりにくく静電気が落ちにくいそうです。
スマートフォンでの操作
我が家ではまだ使っていませんが、アプリと連動させて家の外から空気清浄機を操作することができるようです。
日中ずっと外出していて使わないけれど、帰宅する直前にスイッチを入れたいときには便利そうですね。
実際に私は使っていませんが、口コミを見ていると、操作性も良いようです。
総合満足度
消臭機能を期待して購入したので、概ね満足です。
実際に臭いが気にならなくなりましたし、目には見えませんが、ストリーマ技術を信頼して使っています。
お値段を考えると、もっと高級感のあるデザインが良かったなと思います。
あとはできるだけ長く使えるよう、お手入れにも気を付けて使っていこうと思います。


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